2016/02/21
雨よこいこい
おはようございます!(^^)!
昨日は全国的に大雨の天気でしたが
本日の京都は打って変わって晴天。
気温は低いですが、お出かけ日和でございます*
本日はそんな【雨】に関連した神事をご紹介させていただきます!!
京都洛北にある「貴船神社」
叡山電鉄に乗って山間を進んだ先にある神社でございます。
独特な境内の雰囲気や水占いなどもあり
ご存知の方も多いのではないでしょうか('ω')?
この貴船神社で毎年3月9日に特別神事として執り行われるのが
「雨乞祭」です。
古来より雨を司るのは龍神のなせる業であると言われており
この龍神こそ貴船神社のご祭神、「たかおかのかみ」でございます。
雨司るのは降らせるだけではなく止まらせたり、
降った雨を地中に蓄え、地表に湧き出させる。
私たちの生活には欠かせない水を循環させることを指します。
その循環には樹木の役割が不可欠であり、樹木の生い茂った水源地こそ
水神の鎮まる場所にふさわしいとされています。
「貴船」の語源が「樹生嶺」または「木生嶺」とも「木生根」ともいわれるように
まさに貴船神社はそのような場所に鎮座しているのです。
3月5日の啓蟄を過ぎ、農耕作業の始まる前のこの時期に
今年一年適量の雨を賜り五穀が豊かに実りますようにと祈る祭典
「雨乞」とうたっていますが晴雨の順調、
つまり天候の順調と適度なる水の恵みを祈るお祭なのです。
また、この儀式にはかつて生馬がご神前に捧げられており
かつての歴代天皇が幾度となく生馬を捧げてご祈願されていました。
脈々と受け継がれていくうちに形を変え現代の【絵馬】が誕生し
このことから貴船神社は「絵馬発祥の地」と言われております。
その為、同日には雨乞祭りに引き続き古絵馬焼納式が行われます。
歴史あり、由緒あるこの祭事に
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
きっと清々しい気持ちになれること間違いなしです!(^^)!
<貴船神社 雨乞式・古絵馬焼納式>
(日時)3月9日 10時~
(場所)貴船神社 境内
(アクセス)京阪電鉄「七条駅」より「出町柳駅」にて
叡山電鉄乗換後、「貴船口」下車 徒歩5分