2016/05/30
6月の和菓子「水無月」
皆さま、6月の京都でよく目にする和菓子「水無月」をご存知でしょうか。
この時期に京都市内を歩けばどこの和菓子屋さんでも目にする和菓子で、
氷に見立てた白いういろの上に、魔を祓うという小豆がちりばめられています。
なぜ氷かと言いますと、室町時代の御所では氷室から氷を取り寄せ
暑気払いをしていたといいます。しかし庶民にとって夏の氷は貴重品でしたので、
氷片をかたどった三角形の水無月が作られるようになったのです。
京都では過ぎた半年の穢れを祓い、来る半年の無病息災を願い、
6月30日に各神社で「夏越祓(なつごしのはらえ)」という神事が執り行われます。
それに合わせこの水無月を食べ酷暑を乗り切り健康を祈願します。
先日店先に並ぶプルプルと美味しそうな水無月を見て私も早々といただきました。
ほんのりと甘いういろと小豆で疲れが和らぎます*
水無月は夏のこの時期にしか食べられない和菓子ですので、
街で見かけたときにはぜひご賞味ください!