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慶応4年(1868)5月30日付の神祇官達により八坂神社と改称するまで「感神院」または「祇園社」と称し、京都では八坂神社のことを「祇園さん」と古い名前で呼ぶ人も多いようです。

創祀については諸説ありますが、平安遷都がなされた延暦13(794)以前よりこの地に祀られていたとされています。平安時代には二十二社の一に数えられ、朝廷からも厚く崇敬される一方、民衆の信仰も深く京都はもとより全国に広く崇敬されるようになりました。

素戔嗚尊を祀る全国の八坂神社(三千余社に及ぶ)の総本社で、千百年余の伝統を有し、毎年7月1日の「吉符入り」から31日の疫神社「夏越祓」まで1カ月に渡り執り行われる「祇園祭」でも知られています。

日本全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれている「稲荷神社」。その総本宮が伏見稲荷大社で、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として広く信仰され、正月には多くの参詣者が訪れます。

稲荷信仰の原点である稲荷山の神蹟を巡拝する約4キロの「お山巡り」のほか、企業や個人から寄進された鳥居が境内や山中に立ち並ぶ朱の鳥居、特に「千本鳥居」は伏見稲荷大社を代表するものとして有名です。

臨済宗東福寺派の本山で、鎌倉時代に創建された日本を代表する禅寺です。洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷にかかる境内の通天橋(つうてんきょう)は紅葉の名所として有名で、昭和の作庭家・重森三玲による近代枯山水庭園の方丈庭園「八相の庭(国名勝)」も見どころのひとつ。広大な境内には中世から伝わる禅宗建築をはじめ、5,000点を超える文化財を所蔵しています。

唯一現存する平安京の遺構で、創建からおよそ1,200年、平安遷都とともに建立された国立の寺院です。.桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇が、唐で新しい仏教、密教を学んで帰国した弘法大師空海に寺院を託し、日本初の密教寺院となりました。境内には金堂・五重塔・御影堂と3つの国宝があり、中でも京都のシンボルとも言える五重塔は高さ55メートルで、木造塔としては日本一の高さを誇ります。
平成6年(1994)にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。

「清水寺」という寺名は、音羽山中より今もなお途切れることなくこんこんと湧き、音羽の滝に流れる霊泉に由来しています。東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む30余の伽藍が建ち並び、そのほとんどが江戸初期の再建であり平成6年(1994)にユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。
本堂は「清水の舞台」とも呼ばれ、国宝に指定されています。崖にせり出すように造られた舞台は「懸造り」と呼ばれ、最長12メートルに及ぶケヤキの柱で支えられています。

北野天満宮は、菅原道真公(菅公)をおまつりした全国天満宮の総本社であり、天神信仰発祥の神社として信仰されています。「北野の天神さま」と親しまれている当宮は、「学問の神様」としての信仰が篤く、受験生をはじめ学問に勤しむ多くの学生が参拝に訪れます。国宝・本殿は慶長12年(1607)に豊臣秀頼が造営した「八棟造」と称される絢爛豪華な桃山建築で、菅公が殊のほか愛でられた梅と紅葉の名所でもあります。菅原道真公の誕生日6月25日、薨去2月25日に因み、毎月25日は御縁日(天神さん)が催され、境内がライトアップされるほか、周辺に露天が所狭しと立ち並び、終日多くの参拝者で賑わいます。